厄除開運・八方除の妙見様の御本宮

千葉神社

妙見本宮千葉神社

神事

神事

例祭中の神事

塩垢離(しおごり)神事【8月15日夜】

例祭に関わる神事は、宮出しの日の前日・8月15日の夜に行われる「塩垢離(しおごり)神事」で始まります。
例祭期間中、神様やお神輿の近くで奉仕する神職や氏子関係者一同が、心身を祓い清める為に海に入って禊(みそぎ)をしたことに由来します。禊を行う海は、現在の都川河口西側付近にあった「妙見洲」と呼ばれる水深の浅い洲と決められており、戦後までは妙見洲の目印として手前の岸辺に鳥居(右写真)が設けられていました。

この塩垢離神事は古くから伝わる神事ですが、明確な記録が残るのは幕末の頃・元治元年(1864年)、寒川村の網元の一人であった海保家にて神職・社僧が神事の準備・着替えを行ったとの記録があります。現在でも、海保家にて神事の準備を行う習わしは継続しています。

しかし残念ながら昭和34年頃から始まった臨海部の埋め立て拡幅工事に伴い、妙見洲も埋め立てられてしまいます。現在では、前述の鳥居の沖に当たる場所(現・中央区出洲)にて神事を行い、海に入る代わりに塩によるお祓いを行っています。

塩垢離神事を終えた神職一同は神社へ戻り、一切の灯りを落とした社殿にて「御霊遷し(みたまうつし)」の神事を行い、御本殿からお神輿へと妙見様の御分霊(=分身)をお遷し致します。

宮出し【8月16日】

例祭初日・朝10時より、御社殿に氏子・崇敬者が参列して祭典を執り行います。御神前には海川山野の新鮮な幸をお供えし、お神輿ほか行列の無事をお祈りするとともに、お神輿の巡る町へと妙見様のお力がいただけるようにとお願い申し上げます。小中学生のお子さんによる巫女舞奉納や雅楽・神楽演奏など、華やかな見所もあります。

祭典を終えたご社殿では、引き続き子供たちの無事な成長を願う祈願「おほこ旗祈願」が執り行われます。子供たちの名前が書かれたおほこ旗は山車に掲げられ、子供たちが引いてお神輿とともに町内を巡ります。

12時半ごろ、お神輿が神社を出発。まず香取神社へと赴いて御挨拶してからお神輿に鳳凰を取りつけ(シキタリ参照)、順次氏子町内への巡行へと進みます。行列の先頭は道案内の神様である天狗さま(猿田彦さま)が務めます。お神輿の前を進む大太鼓は、二段打ちと呼ばれる特殊な叩き方(シキタリ参照)を町に響かせてお神輿が近付いていることを知らせます。

お神輿の巡る氏子町内では、町ごとに奉幣行事(ほうべいぎょうじ)を行います。これは、賑やかにお神輿をもんで楽しんで頂いた妙見様のお神輿を、一度町内にお留めして神様にごゆっくり落ち着いていただき、幣を供えて改めて町内の人々が安穏に暮らせるように御力を頂こう、という神事です。

お神輿は町内を巡り、夜19時ごろに亥鼻山の麓・市場町の御仮屋に納まります。22日までの一週間、神職・巫女が御仮屋に詰めてお神輿をお守りします。

おほこ旗祈願【8月16日】

毎年8月16日のお祭り初日には、お子様たちの健やかな成長を願う御祈願「おほこ旗祈願」が執り行われます。

ご祈願に参加された方には、一人一枚お名前が入った「おほこ旗」が作られます。おほこ旗はお神輿と一緒に街中を巡る山車に掲げられ、お祭りの半天を着た子供たちが16日・22日にこの山車を引っ張ってお神輿の行列に連なります。

おほこ旗にはお子様の名前と、当社の紋「九曜紋」が描かれています。九曜紋には、真ん中に一つ・周りに九つの丸(=星)が配置されており、お子様の年齢に応じて毎年一つずつこれらの星に色を塗っていきます。病気・事故・怪我の危険性が高い幼年期にも無事健やかに成長できるように、数え年10歳まで続けることを勧めています。

【受付期間】 7月1日より8月10日
【申込方法】 来社にて事前申込
【対象年齢】 0歳~10歳
【初穂料】 初年度8,000円(旗・半天代含む)、次年度より5,000円

お問い合わせは 043-224-2211まで

宮入り【8月22日】

例祭の最終日8月22日昼14時、一週間逗留した御仮屋よりお神輿が氏子町内へと出発します。初日16日とは異なる町会を巡った末の夜18時過ぎ、香取神社の手前にて院内町の氏子によって「神輿改め」が行われます。これは年番制の時代の名残で、お神輿に破損がないかの確認が行われます。確認を終えたお神輿は18時半頃、香取神社の社前にて頭の鳳凰を取り、「奉幣行事」を行って香取神社へ帰着の挨拶を行います。

夜19時、無数の提灯の灯りに照らされる中、お神輿が境内へと戻ってきます。境内の中では肩を入れてお神輿を担ぐことが許されず、膝下でもむか・両手で高く差し上げるかの二通りのみとなり、担ぎ手の方々は相当な体力が求められます。

夜19時半頃、拍子木の合図でお神輿を一度境内に納め、担ぎ手一同で手締めを行い、続いて昇殿勇めにうつります。

昇殿勇め(しょうでんいさめ)【8月22日】

夜19時半頃、宮入りを終えたお神輿は境内にて一度納められ、まず「召立之儀(めしたてのぎ)」が行われます。宮元である院内町の氏子・規定の所役を務めた氏子町会の代表者・祭禮保存会の会員、この三者のみが昇殿勇めでお神輿を担ぐことが許されており、神職が一名ずつ担ぎ手の名前を呼び立てます。

選ばれた担ぎ手だけでお神輿を担ぎ、いよいよ社殿内へとお神輿を進め、社殿内にてお神輿をもむ「昇殿勇め(しょうでんいさめ)」を行います。

一般の方々は社殿内には入れませんが、社殿外より見ることは可能です。これだけ大きなお神輿を社殿内でもむことは大変珍しく、この昇殿勇めの為だけに社殿内の天井も特別高く造られています。担ぎ手の方々は、終日お神輿を担いだ後ですので、最後の力を振り絞って昇殿勇めを務めます。

昇殿勇めを終えたのち、所定の座にお神輿を置き、無事納められたことの感謝をこめて「奉幣行事」を行います。次いで社殿・境内の照明を全て落とし、暗闇の中で「御霊返し(みたまがえし)」の神事を執り行います。この神事は、お神輿にお遷り頂いていた妙見様の御分霊(=分身)に、御社殿の御本霊の元へとお帰り頂く神事です。
境内が暗闇になっている短い時間は、すなわち御社殿に戻られる妙見様の御分霊が囲いなく最も露わになっている時間であるため、この間に願を掛けると最もその願いが叶いやすいと伝えられています。それゆえ境内に集まった大勢の方々は、目を閉じ手を合わせて一心不乱に願掛けをされます。

境内に灯りが戻って神事が無事納まると、一週間の例大祭もお開きを迎えます。

BACKTOP